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<小説>青春!!高校時代の卒業式を思い出す

本の紹介

少女は卒業しない 朝井リョウ作 初版:2015年
読書時間:4時間
オススメ度(5段階評価):4
#卒業式#別れの季節#高校生#短編集#青春

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はじめに

卒業式のシーズンに合わせて読みました。高校の卒業式がテーマの短編集になります。僕は2009年に高校を卒業しました。僕が通っていた学校は男子校で、恋愛や部活とは無縁の高校生活を送っていました。恋愛や女子のいる高校生活は映画や小説の中でしかわかりません。そんな僕は卒業式の日、行きつけのお好み焼き屋さんでご飯を食べ、将来の夢を語りあいました。今回紹介する本の主人公たちはどのような卒業式を経験したのでしょうか。

まだ在学中の学生さんは残りの学生生活に悔いを残さないように、すでに卒業されいる方は学生時代を思い出しながら読んでください。

概要

この本は7人の女子高生が主人公の短編集です。卒業式後に廃校が決まった高校が舞台です。卒業式前日から当日にかけての物語になります。高校生という多感な時期、部活に恋愛に青春を謳歌している様子が描かれています。青春とは楽しいことばかりではないかもしれません。この話の中には失恋した子、大切な彼をなくしてしまった子、クラスから浮いてしまい仲間外れにされていた子、将来についてなんとなく不安に思っている子など様々女子高生が出ていきます。そしてそれぞれが色々思いを抱えて高校を卒業していきます。僕のように遠い昔に高校生を卒業した人からするとすごく懐かしい気持ちで読むことが出来ると思います。

高校を卒業するとそれぞれ進路はバラバラになります。就職する子もいれば、大学などに進学する子、進路が決まらず浪人する子もいます。地元を離れて一人暮らしをする子もいます。色々な不安を抱えている時期に一生懸命考えて行動し感情的になることは貴重な財産になります。

内容

●エンドロールが始まる
卒業式の日、好きだった先生を呼び出し告白する話。

●屋上は青
卒業式の日、学校の屋上で高校を中退した幼馴染と文化祭の思い出を語り、将来の不安を打ち明ける話。

●在校生徒代表
在校生からの送辞。在校生が好きだった先輩に告白する話。

●寺田の足はキャベツ
大学進学と浪人生という進路になり、別れを切り出す話。個人的に一番好きな話です。

●四拍子をもう一度
卒業式後の軽音部によるコンサートの話。2人の女子生徒が同じ男子を好きになりバチバチな話。

●ふたりの背景
アメリカからの帰国子女あすかと知的障害のある正道との物語。卒業後、正道はパン工場で働き、あすかはアメリカへ。卒業後の進路に対する不安を感じる物語。

●夜明けの中心
料理部のまなみ(女)と剣道部の香川(男)が亡くなった駿(まなみの彼氏)を思い出し調理室で語り合う話。

まとめ

卒業式をテーマに掲げた小説でした。高校時代を思い出し青春時代に浸ることができました。春は別れと出会いの季節と言います。次のステップに進む不安な気持ちを7人の主人公から感じることが出来ます。子供から大人の境目がもしかしたら卒業式なのかもしれません。僕は、高校時代に恋愛や部活を経験できませんでした。今回小説を通して経験出来て僕はとても満足でした。すべての話がハッピーエンドでないところも好きです。とくに「寺田の足はキャベツ」は特に気に入った話です。物理的な距離と大学生と浪人生という学年的な距離ができ、別れを二人とも感じている所がとても好きです。

僕は、高校生の時に考えた未来とはかけ離れた生活を送っていますが、あの時の自分がいたから今の僕があるのだと思っています。

最後に一つ!高校時代、共学に通っていたら僕に彼女はいたのか考えてしまいました。

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