リストラを言い渡された50代を心理的に描いた小説

本の紹介

「早期退職」荒木源作
読書時間:5時間
オススメ度(5段階評価):4
#仕事#人間ドラマ

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早期退職 (角川文庫) [ 荒木 源 ]
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はじめに

今流行のFIREに関する小説か?と思い読みました。残念ながらその類ではなく、仕事関係の本でした。池井戸潤さんに似たような展開を繰り広げていきます。50代のリストラをリアルに描いた作品です。

概要

お菓子会社に勤める50代辻本が早期退職(リストラ)に応じるか否かを描いた小説です。心理的な葛藤や気持ちの移り変わりがわかりやすく描かれています。
ラスト30-50ページからの展開が凄すぎて、残りページ数で全て解決するのか、ハラハラしながら読みました(笑)

内容

会社一筋約25年、真面目に働いていた辻本課長の元に早期退職の募集に関するメールが送られてきます。最初は全社員に送ったメールで自分には関係ないと思っていました。しかし、どうやら自分がリストラのリストに上がっていることを知らされます。リストラに応じて退職金+上乗せ金を受け取るか、リストラを断り会社をこのまま続けるか悩みます。妻はパート、子供は大学生、家のローンは返済中。老後資金などを考えるともう少し働かざるを得ない状況。同年代の社員を見ると様々、リストラに応じて多額の資金を得て退職していく者、会社にしがみつくことを決心してリストラを拒否する者。後輩社員はというと、リストラを羨ましがる者、自分の地位を求めてリストラを勧めてくる者、逃げの選択としてリストラすることは尊敬できないと言う者。同期、後輩、上司、家族、辻本を取り巻く様々な人が彼の会社に対する思いを奮い立たせ、時にドン底に落とします。
リストラで辻本が頭を抱えている最中、会社では大きな問題が生じます。辻本はその問題に立ち向かうのか?それとも逃げるのか?結末はどうなるのか楽しんでください。

まとめ

リストラになるまでに経済的に自立できれば、このような悩みもなくなるのかなと考えてしまいました。会社に頼らないで自分の能力で稼ぐことはやはり大切です。終身雇用が崩壊しつつある昨今やはり副業を通して自分で稼ぐ力を身に着けていく必要があります。会社は副業を禁止しているかもしれませんが、個人でお金を稼ぐシステムは昔よりは整っています。
自分がどのように生きていくのか再度考えさせられた面白い小説でした。-

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