お金に対する心理について学べる小説

本の紹介

<小説>億男 川村元気作
読書時間:4時間
オススメ度(5段階評価):4
#お金#人間ドラマ#名言#落語
お金について小説を通して学びたい方おすすめです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

億男 (文春文庫) [ 川村 元気 ]
価格:748円(税込、送料無料) (2022/5/15時点)

楽天で購入

 

 

はじめに

僕はお金持ちになりたいと思っています。というよりも、働かずに不労所得だけで生活が出来ればいいなと思っています。今まで仕事に使っていた時間は、家族と過ごし、趣味に充てたいと考えています。今の僕にとって、仕事は家族を養うための手段、お金を稼ぐための手段です。仕事は楽しくないものという位置づけです。しかし、億単位で稼いでいる著名人の本を読むと、仕事は自分の趣味、生きがいの1つである、というのをよく見ます。十分なお金を手に入れた生活とは一体どんなものなのか日々考えています。

概要

そこで今回紹介する本は宝くじを当てた人がどのような人生をたどるのかを描いた小説です。弟の借金を肩代わりし3千万円の借金を抱えていた一男。ある日宝くじで3億円が当たります。その3億円をどのように使うのか、3億円は一男を幸せにしてくれのか?楽しんで読んでください。

この本にはお金にまつわる偉人たちの名言がたくさんできています。「貨幣とは奴隷制度の新しい形だ。」、「うまくお金を使うことは、それを稼ぐとの同じくらい難しい」、「人生に必要な物は勇気と想像力とほんの少しのお金である」など哲学的な事にも触れていきましょう。

内容

3千万円の借金を肩代わりした一男。借金返済のため、昼は図書館勤務、夜はパン工場で日夜働き詰め、家族は妻と娘です。一男は会社の社宅に、家族とは2年間別居しています。お金をめぐる問題で揉めてのこと。そして娘との面会の時、たまたま福引でもらった宝くじで3億円に当選。この3億円をめぐって話が展開していきます。大学時代の親友、九十九に15年ぶりに連絡し、会うことに。年商数百億稼ぐ大富豪となっていた九十九はなぜかその3億円を持って逃げるのでした。一男は彼を追って3人の大富豪に会うことに。大富豪の3人は九十九の会社で働いていた元同僚。彼ら大富豪は一男に何を伝えるのでしょうか?一男が失ったものは本当にお金だけだったのか、幸せはお金で買えるのか、お金とは一体何なのか、幸せとは一体何なのか、一男が自分を見つめる旅に出ることになります。

十和子

十和子からはお金では買えない愛の大切さを学びます。十和子には憎んでいるものが2つありました。男とお金でした。貧しい母子家庭で育った彼女は子供のころからお金で辛い思いをすることがありました。そして、十和子は色々な男から言い寄られるほど容姿端麗の女性。ほしい物は何でも男性から買ってもらいました。相手のことが好きなのか、物を買ってくれるから好きなのかわからなくなってました。そして憎めば憎むほどお金と男からは逃げられなくなります。最終的に本当の愛を知った十和子は普通のサラリーマンと結婚したのです。

百瀬

お金という欲の恐さについて学びます。お金は増えれば増えるほどさらに増やしたくなる。お金を失うことの恐怖は増えれば増えるほど強くなる。このことを深く知りコントロールしている男が百瀬です。百瀬は競馬という賭け事を通して一男に、増えたお金を失う怖さを教えてくれます。

千住

お金で信頼は買えないことを学びます。元々九十九はベンチャー企業を立ち上げ求人の募集を出していました。「信じることが出来る人を求む。僕が信じることの出来る人。僕のことを信じてくれる人。」このような求人でした。応募してきたのが百瀬、千住、十和子の3人でした。信用という絆で結ばれ会社はどんどん躍進していきました。そんなあるとき、大手企業から買収の話がきます。そこで築き上げた信頼が一気に崩れていくのです。その金額100億円。信頼で始まった会社がお金で終わってしまったのです。

一男は彼ら3人の話を聞き、どのような考えになるのか?九十九の持って行った3億円は戻ってくるのか?家族は戻ってくるのか?最後まで目が離せませんね。

 

まとめ

本当の幸せとは何のかを考えさせれる小説でした。自分の「欲」を理解し、「お金」という共同幻想を理解し、お金に支配されないように自分をしっかりコントロールすることが大切だと感じました。今の僕にとっての幸せとは家族と過ごすことです。そして僕の「欲」は時間やお金、僕の気持ちなど他の誰にも縛られない自由を得たいということです。お金を手にすることが本当の幸せなのか?本当の幸せとは何のか?僕は自分の人生を使って実際に考えていこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました