<小説>百瀬、こっち向いて。

本の紹介

<小説>百瀬、こっち向いて。 中田 永一著 祥伝社文庫出版 初版:2006年読書時間:3時間
オススメ度(5段階評価):5
#恋愛小説#ミステリー#伏線#乙一#学生#短編集#胸キュン#高校生
学生の恋愛物語、胸きゅんストーリーを楽しみたい方にオススメです。

はじめに

中田永一さんは恋愛小説家です。乙一さんの別名ではないかと噂されています。男性の作者が女心を理解して作品に仕上げているところが凄いです。そして様々な伏線や謎が張り巡らされており最後に全て回収するのが気持ちいいです。

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百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫) [ 中田永一 ]
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内容

百瀬こっちを向いて

高校生の恋愛物語で、胸きゅんです。
人間レベル2のノボルが不良系女子の百瀬を好きになっていく話。
ノボルはコミュ力が低く、女子の友達はゼロ、男友達ですらほとんどいません。イケメンで有名な宮崎瞬はノボルと幼なじみ。宮崎瞬には学校のアイドル神林さんという彼女がいました。ですが、実は宮崎瞬は百瀬と浮気をしていたのです。浮気をバレたくない宮崎瞬はノボルに百瀬と付き合っている演技をして欲しいとお願いします。ノボルは百瀬と手を繋いで帰ったり、学校の屋上でお昼を食べる演技をします。瞬はダブルデートを提案します。神林さんだけがこの3人の演技に気づいていません。
最終的にこの4人の関係はどうなっていくのでしょうか?乙一さんはどのようなミステリーをしかけてくるのでしょうか?ノボルが百瀬を演技ではなく、本当に好きになっていくところに胸がキュンキュンします。

なみうちぎわ

高校生胸きゅんと感動物語
姫子と小太郎の物語です。1997年高校1年生の姫子は不登校の6年生小太郎の家庭教師をすることになります。小太郎の集中力は5分と持たずなかなか勉強も進みません。小太郎の住む町には海が近くにあります。そんなある日、小太郎は海で溺れてしまい、たまたま姫子が通りかかったのです。小太郎を助けようと海に入った姫子は逆に溺れてしまうのです。目覚めた時には5年間過ぎており2002年になっていました。5年間植物状態になっていたのです。責任を感じていた小太郎は毎日姫子の家に通って介護の手伝いをしていました。家族や小太郎の懸命な呼びかけなどのおかげで姫子は5年ぶりに目覚めました。体は21歳でも頭は16歳で止まっています。社会のニュースも1997年のまま。そして学力も16歳のまま。大学に通うために勉強を手伝ってくれたのが、小太郎でした。先生と生徒の立場が逆転していました。姫子はそんな小太郎に恋愛感情を持つようになっていきます。
小太郎は姫子のことをどのように思っていたのでしょうか?伏線が上手く回収されて、胸きゅんします



キャベツ畑に彼の声

国語教師に恋をする女子高生(久里子)の物語です。国語教師の本田先生は女子生徒から人気があり、特に黒いセルフレームのメガネがいいと評判でした。本田先生には実はもう1つの顔があり、小説家だったのです。学校の先生でありながら隠れて副業をしていました。久里子はその事に気づいてしまうのです。久里子はバイトでテープ起こしをしていました。芸能人の対談、作家のインタビューなどの内容があり、その中に「北川誠二」の対談があったのです。その北川誠二の声は本田先生のそれそのものでした。2学期の国語のテストの余白に「北川誠二は先生ですか?」とコメントを書くのです。その後個人的に先生に呼び出されました。それまで先生と会話らしい会話はしたことがなく、先生は驚いている様子でした。誰にもこの秘密を言わないことを約束するのです。文化祭の日たまたま2人で話をする機会があり、職員室以来の会話をするのです。その直後本田先生が彼女と思われる若い女の人と会話をしているのを見かけるのです。
本田先生と久里子はどうなっていくのでしょうか?どんな結末が待っているのでしょうか?結末に驚かされる作品です。



小梅が通る

山本寛太と春日井柚木の恋物語です。柚木は高校のクラスではあまり目立たないグループにいます。寛太というと元気のありあまっているグループに属しています。二人に共通しているのは容姿に自信が無いことです。柚木はしもぶくれ顔でホクロが多く、メガネが顔にあっていません。寛太は身長が低いことにコンプレックスを持っています。色んな経緯でそんな二人に接点が生まれます。寛太は小梅(柚木の妹の設定)と付き合いたくて柚木に近づいてきます。小梅というのは柚木の本当の顔なのです。実は柚木の顔はブサイクになるように化粧をし、口の中に詰物をしていました。普段の顔は綺麗過ぎて嫉妬の対象になるため素顔を隠していたのです。寛太と小梅と柚木はどうなるのでしょうか?2人のコンプレックスはどうなるのでしょうか?現実ではあまりない設定なので楽しんでください。

まとめ

4つの恋愛物語を楽しむことが出来ました。短編集でそれぞれの話は短いですが、内容の濃い物語でした。4つの話で出てきた主人公達がこれから幸せになれることを願ってしまいました。

 

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