ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

本の紹介

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー  ブレイディみかこ著

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー [ ブレイディ みかこ ]
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心を優しく包んでくれる小説を読みました。子育ての参考にしようと思って読みました。

概要

イギリスに住んでいる親子のお話です。中学生になった息子の1年半に起こった日常を描いた小説。作者は日本人ですが、息子は所謂ハーフ。多様性、アイデンティティ、人種差別など日々悩んで成長していきます。そしてとても大切なことを読者に伝えてくれます。作者の優しいタッチが日常に傷ついた読者の心を癒してくれます。
いくつかの格言がでてくるのでそれをピックアップしていきます。

「僕はイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」

本の題名にもなっていますね。
様々な人種、宗教、差別などを様々な経験を受けて息子がノートに書いた言葉です。
大人は大人で考えることが多いですが、子供も子供で考えることが多いんですね。息子と共に作者も成長していく物語です。



「ダニエルと僕は、最大のエネミー(敵)になるか、親友になるかのどちらかだと思う。」

ダニエルというのは同じクラスにいる移民系のレイシスト(差別主義者)です。出会った頃、彼は東洋人であることを蔑んでおり、仲は良くなかったです。ところが、学園祭の劇のある出来事があり、仲が一気に縮まります。
今後ダニエルと息子は一緒に色んなことを乗り越えていく仲になっていきます。作中ほんとに色んな差別発言をします。それが原因で喧嘩をしたり、周りからいじめにあうこともあります。そんな時、いつも息子が側にいてあげるとこもいいですね。

「友達だから。君は僕の友達だからだよ。」

友達のティムに対しての言葉です。ティムは制服が買えないほど家計に余裕がない友達です。その子にどうやって古着の制服をあげれば傷つけずに渡せるのか考えた末にこの言葉が出ました。相手の自尊心を傷つけないように、あえて何もしないという選択もあったかもしれません。しかし、息子は友達のために一歩踏込みました。ティムは制服を貰って息子とハイタッチを交わします。ティムは制服を貰ったこともうれしかったと思いますが、「友達」と言われてすごく嬉しかったと思います。

「僕はそこまで自分を東洋人と思っていないんだ」

この小説の要所で必ず息子のアイデンティティについて出てきます。作者は日本人、作者の夫はアイルランド人、そして息子はイングランドに住んでいます。W杯の応援はどこの国にするのか?、ハーフと言われるがそれは失礼では無いのか?日本に行けばガイジンと言われる。そしてイギリスでは中国人と言われる。
そしてこの言葉、中学校の生徒会長(中国人)から不良にイエローとバカにされて大問題に発展した時に作者に言ったものです。
息子は自分という人間を国籍や肌の色、親の人種で一括りにされたくかったのではないでしょうか。自分という個性、個人を認めて欲しかったのではないでしょうか。

W杯では親の国籍を考えて日本を応援するシーンがあったり、日本ではガイジンと罵られたりします。自分がどこのだれであれ、お母さんとお父さんから生まれた自分であるということをしっかり考えるきっかけになったようですね。



「オリバーは自分のLGBTQはまだわからないって言ったんだ。」

学校でLGBTについて理解を深める授業がありました。QはクエスチョンのQです。つまりまだ分からないということ。息子含めその場にいた友達はヘテロ(異性愛)だと言ったが、オリバーだけはわからないと答えたようです。友達の中にはすごく驚いてた子もいたみたいです。しっかり自分と向き合ってゆっくり決めていくのが大切なんですね。

まとめ

この本は本当に名言が多いです。ぜひ皆様には読んでもらいたいですね。

続編もあるようなので今後買って読んでみたいと思います。

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